精力は生殖能力とニアリーイコールだと思っていて、男性の性エネルギーは端的にいえば精子数x精子運動率によって基礎的に決定づけられている気がしている。
体外受精をする前に質の良い精子について知ろう というサイトに記載してあるように、
・「精祖細胞」から精子になるまでには、約80日程度かかると言われています。 日々、約5000万~1億個の精子が作られていると言われています。
・精巣には、ある一定の期間、約10億個の精子を保存することができると言われています。
1度の射精で約1億~4億個の精子を出すことできます。
・男性の身体も、一般的に年齢とともに老化していきます。35歳を境目に、精子をつくる機能も低下していきます。精子も年齢によって劣化してしまいます。
ということなのだそうだ。
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蓄精・禁欲によって精子の量や質が低下するという批判も一部ではあるが、
むしろ逆に増加するのだということを示していきたい。
今回の結果
精液量・・・2.93ml
精子濃度・・2億3750万個/ml
総精子量・・6億9588万個
正常形態率・4%以上15%未満
約1年前の結果
精液量・・・3.83ml
精子濃度・・2億/1000万個/ml
総精子量・・8億430万個
正常形態率・4%以上15%未満
正常形態率は上記でWHOの基準以上となっており、15%以上で大幅に基準を上回るとのこと。
精子量は1500万/ml以下で乏精子症。
1500万/ml以下で人工授精、300万/ml以下で体外受精、100万/mlで顕微授精の対象になるとのこと。
体調が期間によってばらつきがあるため、定期的な検査によって把握するのが望ましいとのことなので、比較として2回目を行った。
長期禁欲・蓄精者(15年以上に渡る自慰行為の禁止。射精回数の制限)の精液検査の比較というのは珍しいと思うので共有。
結果としては想像通りで基準値を多く上回る精子濃度になっている。
期間を空けて計測しているので、妊娠目的による射精を行っても望ましい結果を得られる確率は(標準と比較しても)高いといえる。
まず精液量が前回も今回も比較的少ない。
それは両方とも”取りこぼし”が多くあったせい。
全量回収できていれば少なく見積もっても5ml、平均的に6mlくらいの精液量だと思われる。
射精量のイメージはこちらのサイトがわかりやすい。
次回は検査時に全て回収できるような方法でしっかりと確認したい。
最低でも3ヶ月、最長で1年ほど空けて計測する予定。
取らぬ狸の皮算用ならぬ、採らぬ精子の抜き算用だが(そんな言葉ないから)
平均的な射精量6mlに今回の2億3750万/mlをかけた約14億が潜在的な実力(?)だと思っている。
牛の精子は一回の射精で10億/5mlとのことなので、人間も負けないくらいのレベルを目指したいものだ。
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「禁欲しすぎると精液が薄くなる、質が悪化する」というのは個人的には誤りだと考える。
絶えず体内で製造、再吸収、破棄が繰り返されており、コンスタントに射精している場合と比較して”質”に関しては差はないと考えている。
頻繁に射精している場合は精子の数や運動率がどう変わるのかについては、自分で実験する気はないので他の人に譲りたい。
今後も年に1回は定期検査を受けるようにしたい。
妊娠目的の成人男性であれば一度は受けてみるべきだし、
性生活・食生活・その他の習慣でセルフ・ライフハックに励んでいる男性も同様だと思う。
無理なトレーニングや禁欲による”劣化”が見られるようであれば改善する方法を考えていける。
今のところはっきりと性エネルギーの結果であり源でもある要素を可視化する方法は、精液検査くらいしかない気がする。
テストステロン値を測定することも可能だが、あくまで間接的な要因にとどまるように思う。
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男性が男性である理由は女性にない部分があるからで、一つの大きな性差としての特徴は
精子を製造・貯蔵・授精するまでの役割を担っているというところにある。
そこから派生して思考や感情、あるいは社会的立場などに応用して考えていけばいいのであって、
心の性別とか体の性別とか魂の記憶とかではなくて純粋に性的役割の問題なのだと思う。
精子の運動が男性の性エネルギーの根源の一端を担っている、という考えが『タオ性科学』や『気功革命』のベースにある。
それと同時に生命力の強さが豊かな性の産出、運動と関連している。
この世界(人間が体を持って生活してる物理世界)は、生き延びた者たちの世界だということだ。
あらゆる事情を抜きにして考えると、以下について誰もが共通している。
・ひとつの精子と卵子が合体して生命を得た
・それをリレーのように繋いできた
生涯に生産される男女のそれぞれの精子と卵子が膨大な数があり、
その中の一つ同士が結合するという奇跡的な確率を経て生を得た。
生まれながらにして競争と確率をくぐり抜けて生き抜いた、という事実がベースにある。
本来であれば生まれた瞬間から充足と充実を約束されているというのが実際のところだと思う。
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精子の質と量のレベルを一定以上、できれば高レベルに、願わくばできるだけ長く保つ習慣を続けることで
個人的な性エネルギーの絶え間のない充実が約束されるのだと考えている。
AS様
返信削除大変ご無沙汰しております。本記事が新たに試してみたい習慣のきっかけとなりました。非常に有用かつ貴重な記事であると感じました、ありがとうございます。
S太郎様
削除コメントありがとうございます!
ブログの通知機能を知らず、気づくのに遅れ申し訳ございません。
お役に立てたのであれば幸いでございます。
今後ともよろしくお願いいたします!