私が人と話しているときに感じる印象を、ものすごく一般的に簡略化する。
・男性はマウントを取る話し方、結果を重要視する傾向
・女性は起承転結がなく心理的な経験を語ることに終始する傾向
基本的にはこの傾向があるので、それを逆に利用するとすると
・男性に対しては「相手が勝てそうなフィールドで、相手が打ちやすいところにボールを投げる」
・女性に対しては「共感されて気持ちがいいと感じるポイントでテンポよく相槌を打つ」
という戦略に自然と落ち着いてくる。
さらにいえば相手が話す割合をできるだけ多くして、食事中であればペースを相手に合わせるようにミラーリングすることで、
自然と「この人と一緒にいて気分がいい」と勝手に感じてくれる。
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あんまり戦略とか言うと聞こえがよくないが、
キャッチボールがうまくいくように設定をうまく調節するという誰でもそれなりに無意識にやっていることだと思う。
慣れれば相手の返答内容が予測がつくようになるし、予測外であれば逆にいいリアクションを取れるようになってくる。
あくまで土台なので、ビジネスや恋愛がそれだけでうまくいくとは限らないけれど。
この方法はかなり受動的なので、そもそも話が面白い人とか盛り上げる人が好きな人は
積極的に主導権をとってボールを投げればいいと思う。
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ただ最近になって、このコミュニケーション自体に飽きてきている自分もいる。
・男性であれば感情的に共感し合えるような、コミュニティ志向
・女性であれば情報の共有をして、理解を深め合えるようなプロセス志向
無意識に自然とこういった人を求めていることに気がついた。
それぞれ全体でいうと1%未満くらいしかいない印象。
視野が高く、自分の境遇・視点からだけの話をするのではなくて、
相手や他の人の視点に自在に切り替えられるのと同時に、
「よく思われたい」という自己顕示欲求が極めて低くないと成り立たないようだ。
「悪く思われたくない」という防衛的な態度はむしろ自然かもしれない。
それがあることで状況や境遇に応じて慮る態度であればむしろプラスに働く。
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ネガティブ思考や自虐的な人は嫌いではないし、自分だってそういう傾向はかなりあるので似たもの同士だとさえ思う。
実際、ポジティブに捉え直すスキルが発達している人は意外と根がネガティブからかもしれない。
今後は男性的なマウント結果重視以外、
・心理的な体験をただ漫然と話す、聞く
・感情的な共感をする回数を増やす
・情報を共有するパーセンテージを高める
こういった方向性でコミュニケーションの質を高めていきたい。
関西というか大阪系の”オチ”が必要なコミュニケーションは最も苦手なので、
それは最初から手を出さずに、うまく聞き手に回るようなスキルを高めていきたい。
八方美人に色々できるようになるつもりはもとよりなくて、
さらにあまり得意じゃない領域を伸ばすより、
元からできていることを細かく少しずつ研磨したあと何十年といった先に何があるかを見てみたい。
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