2025年6月23日月曜日

ラーメンに限った話ではないけれど

ラーメンだけはよせよというコピペを不勉強ながら最近はじめて知った。

そもそも私のネット歴が2ちゃんでは健康板とオカルト板、ローカルの掲示板といくつかのファンサイトのBBSに常駐していただけなので
VIPやなんJ、ニコ動や淫夢ネタなどのネットミームのメインストリームには触れる機会が少なく偏っていて疎いのかもしれない。

あんまりTVドラマや漫画も読んでないから物理現実のミームにも詳しくなく、
どっちにも居場所があまりなくてけっこう悲しい感じだけど人生楽しいから大丈夫。幸せならOKです!(ネットミーム)

話が逸れてきたから戻す。
ラーメンが基本的には有害という説について、私なりの角度で、あまり時間がないから適当に手短に。


まず食事というものは火を通すことで少なからず失われる。
たとえば野菜や果物などは加熱すると熱に弱いビタミンCが溶け出してしまう。

火食は過食に通じる、とはよく言ったものだとは思う。
しかし人類の歴史を振り返ってみれば、火を通すことで”調理”というスキルがアンロックされ、
塩による”保存食”という便利アイテムとの合わせ技をもって、栄養を効率的にとることができるようになって種が生きながらえたといえると思う。

やってみればわかるが、生の玄米やレタスを「ついつい食べ過ぎてしまう」ということは不可能だ。
だがポテチやフライドチキンなどのファストフードは比較的容易。
火を通して加熱したものは、たいてい濃い味付けをしている。


そして外食という要素。
飲食店というか資本主義の上にある全てのサービスがそうであるように、利益を出す必要がある。

ごはんは結局のところ1回食べておいしかった、終わり。
という一回生の体験だが、全ての人が一回しか来なかったら早晩その店は潰れてしまう(そういったお店は身の回りを見渡せば少なからず見つかるはずだ)。

では潰れない、利益を出すためにはどうするべきか。
リピーター、常連客を作る必要がある。

語弊はあるが”また当店に来店してもらうための一回”をひたすらコストを抑えて回す、というのが最適解になる。


そしてこれは個人的な見解だが、ラーメン業界はレッドオーシャン気味ながら、参入障壁の低さと差別化が(比較的)容易なジャンルなので誰でも始めやすい。

たとえばフレンチレストランは「有名ホテルのシェフ経験」などが肩書として並べられる。
パティシエも「欧州でX年修行」などは専門学校のカリキュラムにすら組み込まれている。
いずれも驚くほど精緻で難易度が高く、しかも汗水垂らして働いているのに薄利多売で生物で季節ものの要素すらある障壁の高さがある。
だからライバルはそれほど多くはないが価格は高い。

ラーメンは逆パティシエ、逆フレンチシェフだと言ってしまって構わないと思う。
あらゆる演出で職人感を醸し出しているけど、所詮はメディアの影響。

ささっと腹に詰めてあったまることのできるファストフード。
ジャンクフードとは言わないまでも快楽食であり、肉体労働者の昼食、よくいって地域密着のソウルフード。

ホテルのフルコース料理がムードのいいスロウセックスだとしたら、
もう一方はビデオボックスのショートコースでオナニー射精するようなものだ。
それ以上に差があるかもしれない。

スープと麺と具材にこだわって、おいしい一杯を追求してウン10年続けるのってもちろんすごいことだと思う。
でもそれがプロであって、その他のどの業界、業態でも同じことだ。


長くなってきた。

要はリピータを生み出すための快楽食、しかもあらゆる料理の中でもかなりイージーなジャンルのものが
それほど人間の栄養摂取として相応しいかというと甚だ疑問。


上記にも書いてあるように、麺類はそもそも噛まない・噛めないものなので消化吸収されにくいものだからNG。

ただ太る、太らないかどうかは咀嚼の回数や何を食べたかどうかでは決まらない。

摂取カロリー<消費カロリー

常にこの図式さえ守っていれば、健康的かどうかはさておき太るということはできない。

パスタ同様に麺だけならまだしも低GIなのだが、とんこつスープやチャーシュー、
付け合わせのビールや餃子などによって打ち消されていく。

そして最近確信に至った要素として、小麦由来の麺を使っているため
現代の品種改良されている、しかも精製された小麦粉で作られた食事はほとんど栄養を取るに適さない。

イタリアンでメインの前にオリーブ油と小さくカットされたバゲットが出てくるが、せいぜいそのようなポジションだ。

小麦を打ち伸ばしただけの麺が堂々の主役として、油の浮いたスープの底に鎮座しているのだから困る。

ジャンクフードの代名詞のハンバーガーですら、バンズはメインのハンバーグの補佐的な立ち位置だっていうのに。



それでもラーメンはうまい。時々無性に食いたくなる。
なぜなら胃腸ではなく脳や喉越しでうまいと条件付けられているからだ。

ほんとうに体にいいものは「うまい」というよりは細胞に染み渡るようなおいしさで、
素材のままでも手の込んだ料理プロセスを経たものでも、プロでもアマでも作り手によらず美味しく感じる。

現代日本は飽食の度合いが行き過ぎている。
インフルエンザー界隈では野菜食べてて偉い人とか料理研究家とかいう
アダルトビデオ同好会とかとどっこいどっこいな肩書の人間が幅を利かせている。

その辺を書いていくとまだ長くなりそうで面倒だから省略。


私なりの結論。
ラーメンに限らず、
条件付けに対する反射で、情報を食べているのは全て悪。特に視覚情報。

XX映えとかいう味はさておき写真に撮ればOKみたいな風潮は本当に馬鹿馬鹿しく、
料理や食に対する敬意や心構えを著しく損なっていると思う。

しかもインバウンドとかいう旅行客も嬉々としてそれを喜んでいる始末。味わかって食ってんのかよ。
Vlogとかストーリーズとかにそれをアップしてインプを稼いでそれで満足なのかもしれないが、
本当の意味で胃腸を満足させるには程遠いにもほどがある。

どいつもこいつも馬鹿ばかりで、なにがWeb2.0だよ(それ言いたいだけかよ)




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