(だから淫夢ネタは詳しくないんだって)
NLSという大手のアダルトグッズサイトがある。
ここのメルマガNLS通信が本当に面白くて長年購読している。
人々の深層(あるいは表層)意識にあるエロティシズム、性的嗜好性と真っ向から取り組んでおり、
風俗産業の歴史的背景まで造詣が深く、最新のテクノロジーまで幅広くキャッチアップしており、短いながらも(こんなブログより遥かに)読み応えがある。
最新のナンバーではAIを用いてそれぞれが性的なフェチシズムを掘り下げることで、
ネクストレベルのオーダーメイドな快楽へと進化していく様に的確にスポットを当てていた。
「生身の行為があってナンボやろ」
そういうふうに、どちらかといえば昭和に近い私なぞはどうしても考えてしまうが、
多かれ少なかれ男女は自分の中の欠落を埋めるべく、理想を異性に投影しているのは間違いがない。
”これからの時代、AI活用は必須のスキルとなっていくといわれています。デジタルツールのリテラシーが低くても、エロ目的ならやる気になる人も多いでしょうから、まずは不純な動機でAI活用をはじめてみるのもいいかもしれません。”
素晴らしい提案だと思う。
自在に姿形を変え、自分でも気が付かなかった嗜好性を試すのに生成AIを利用しない手はないよねというわけだ。
*
現実のラリー(があくまで続く範囲内で)を通じて、私個人の弱みとかこういうものを異性に求めている、というのは傾向として把握しているが
それをさらに深めて物理現実を凌駕するまで突き詰めようとは考えたことがなかった。
際限なく分化するジャンルには歯止めが効かないように思え、
(多くの中年男性がおそらくそうであるように)
少年誌の表紙を飾れる程度の眩しい健康的な太もも、布面積の大きなビキニ、
挑発的ではない表情と黒髪ストレートに美意識を見出すところに着地しそうにすらなっていた。
いやいや、これじゃいかんなと(なんでだよ)
上段のリンク先はAIを用いて淫夢ネタをオマージュ、パロディした演歌でコメント欄を含めて非常にハイレベル。
YAJU & Uがバズり倒して最も有名らしいのだが、直接的表現がなく演歌というフォーマットを使っている点において
「阿久城よ」はさらに芸術点が高いように思える。
『お金2.0』や『世界2.0』などの著書がある実業家の佐藤航陽氏は、
その特殊な生い立ちとラディカルな思考、洗練された佇まいのナイスガイ(死語)。
近年は都市伝説界隈でも頭角を現してきていて、もっとも注目度の高い人物のひとりだと思う。
このブログ的にあえて触れるとすると性エネルギーに関してもおそらく研究熱心だと感じる。
彼の発言の端々でセックスや人間の持つ原始的な快楽について(恥ずかしげもなく当然のように)触れているのを見て、
精悍な雰囲気の奥にある泥臭さみたいな精神性が垣間見えたりもする。
日本の強みは文化遺産でありストーリーを作り出す能力とその元ネタ宝庫である国土そのものにある、
IP立国を目指していくべきという動画の対談には深く同意する。
しかしそれすらも頭脳明晰な起業家や国家プロジェクトみたいなものは不要なのかもしれない。
勝手に放っておけばホモビデオxAIxネットミームで、異常な作品ができてきている現状。
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考えてみれば、ミスチル、スピッツ、サザン、B'z、ラルク以降の00年代のロキノン世代で
もっとも知名度が高くスターダムに上り詰めたと思われるBUMP OF CHICKENは
元々2ちゃんねるのフラッシュ動画サイトで大量に二次創作が出てきて流行った経緯がある。
フラッシュはニコニコ動画の走りで、その後2010年代に台頭したボーカロイド楽曲群のルーツにも当たると思う。
その界隈ではボカロP、ハチ・米津玄師やYOASOBIのAyaseがおり、彼らは間違いなく当世を代表するアーティストだということ考えると流れ的にすごく腑に落ちる。
トップダウン的にアートを支援するかというより、IPに関する知的財産権の規制を緩和して
いろんな才能をのびのびと自由勝手に遊ばせるのが一番いいのかもしれない。
放っておいてもギリギリ怒られないラインを攻めて(つま先くらいはボーダーを越えながら)
様々な表現がこれからも出てくるだろうと思う。
彼らは元々天才なのかもしれないし、好きなことへの努力を惜しまないのもあるかもしれない。
偏執狂的な執着、追求が半端なく突き抜けている。つまりど変態なのだと思う。
「俺の好きなものってけっきょくこの程度のもの」と勝手に線を引いて言語化して収めてしまうと、それ以上のものには絶対出会えなくなってしまう。
認識できるものしか認識しないというスコトーマの原理によって、自ら未来を閉ざしてしまう。
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今すぐにでもできることからはじめられる。
どんな些細なことでもいい。
そうだ。
自分の性的嗜好性を突き詰めるために、NLSでディルドやTENGAを買おう(ダイレクトマーケティング)
こんなこと書いてる時点でGoogleから広告許可なんて一生下りない気がする。
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