特別なツールは何もいらない。
スプレッドシートやNotionなど出先で管理できる無料のメモでもいいし、
最悪スマホやPCのメモ帳でとりあえずは十分。
スマホは水没したり、PCは落雷で飛んだり、クラウド系はNevernoteみたいにサービス改悪で使い物にならなくなったりするので
外部ストレージや複数サービス・アカウントを使い分けるのはいずれにしても必須。
手書きは基本だけれど、年単位で把握できる形式でまとめておいた方が便利。
長年やってみての感想。
日々の気づきやインスピレーション、思いつきなどはメモしておいて、
週次や個人的なワンセット、タームごとに目標値や実践項目をまとめておく。
その時々に何を思い、何をどう試して、成功・失敗したかどうかの蓄積が何よりの宝。
実践に対してプラスになるか、差が測れるかが。
それが他人の体験談や先人の情報にあるかもしれない、という程度の扱いになり、
自分の実践歴ばかり参照するようになってくる。他人ほど関係ない存在はない。
それぞれが自分だけの性エネルギー活用秘法を作り出すのである。
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今は日毎、月ごと、タームごとに別の形式でまとめを作っており、
それとは別に思いついたときに手書きノートをいくつか分けて作ってある。
いくつかのモードを切り替えながら生きている感覚があり、
それぞれの時間軸と思考法との距離を無意識に計りながら、たまにごちゃ混ぜにしていると
新たな発見があったり、どうでもいいと全て放り出したくなったりする。
全て放り出した先にまた発見があったりするから面白いものでもある。
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どんな人と付き合うかを自分で決めていくのがとても大切だと実感する日々。
イケイケ&アゲアゲなパーティピーポーがいいってわけではないけれど、
自己肯定感が低いのに他人に対する要求が肥大化した、精神的ワガママBODYな人とは
一定の距離をおいておくのはとても大事だと痛感した。
それによって何かが得られるわけではないけれど、消耗することは大幅になくなるので精神衛生上いい。
ちなみに自分自身は勝手に自己肯定感マックス状態。
蓄精を15年とか続けて、体を通じていろいろな情報を日々実感と共に学べば
下を見て優越感に浸ったり、上(なんてほぼないので先人たち)を見て劣等感という
比較の上で自己の位置を定めるということ自体がなくなる。
たとえば非日常の環境に触れたり、新しい出会いで刺激を得たり、イケてる人間と付き合っているからと言って
自分も何かステージが上がった存在になったという錯覚を楽しむこともできるのも知っている。
しかし自分はどこまで行っても自己から離れられず、自我が膨張するほどそれがわからなくなっていくので、
イケイケ&アゲアゲなピーポーからも一定距離を置いておきたい(まぁ向こうから近づこうと思わないだろうけれど)
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どんな場面においても蓄精的な価値観に根ざしている。
何かを習得したり、獲得したりすることによるプラスされていく高揚感よりも、
マイナスでしかない要因を意識的に遠ざけること、阻害されなくなることの方が長期的に見てコストパフォーマンスに優れる、という価値観になってくる。
短期的にははたから見れば無意味に損していたり、禁欲的すぎるように見えても
1年、3年、5年、10年と同じようなスタンスで継続するとじわじわと違いが顕在化してくる。
即効性がある安易な方法に飛びついた場合ほど、長い目で見ると苦しむのが長くなる場合もある。
90日を1タームとすると1年と言っても4タームしかなく、3年続けてようやく差が出てくるかどうかというところなので、
気長に捉えて長い目で取り組んでいきたいものである。