2024年9月22日日曜日

『運命の貴族となるために』より第1回 私たちは意識


『運命の貴族となるために』(ジョン・マクドナルド、飛鳥新社)は大きく分けて2部構成だ。
現在は『マスターの教え』というタイトルでポップな装丁で販売されている。
旧装丁版を入手して読み返したところ、以前のタイトルの方がよりしっくりくると思ったのでそちらを採用する。


前半は主人公の友人がマスターに出会って覚醒。みるみるうちに目覚ましい成果をあげる。
近くで見ていた主人公が奔走して、マスターと出会うまで。

後半部分はマスターが主人公たちに”法則”を伝授するという内容だ。
読者が主人公サイドになり、師匠から教えを受ける書き方になっており、上手く没入していける構成となっている。

この本はアメリカで出版されているので、原書を手に入れてある。
私にとっては英語で書かれているので(辞書を引きながら)読めるのはラッキーだ。
日本語訳と原書だと受ける印象が変わるので、(できる範囲で)オリジナルがおすすめだ。

と、いいつつゴリゴリに日本語訳版を片手に書いていく。
『エイブラハムとの対話』や『波動の法則』も本質的には同じことを指しているが、
微妙にニュアンスや抽象度が異なっている。

ディーパーマインドや潜在意識などの似ている概念をごちゃ混ぜにしない方がいいと考えた。

日常で使う言葉も多く出てくるため誤用を避けたい。
類似している概念はできるだけ性エネや気功と重なるように書いていきたい。

第1回 私たちは意識
「細胞は意識のひらめき」を内蔵している。
精子や卵子にそのものズバリの形が入っていたわけではないが、細胞分裂を繰り返してきちんと手足や臓器になっていった。
数年経てば細胞はほとんど入れ替わるが、私たちの存在は保たれたままだ。
よって私たちは意識であり、体は意識の乗り物のような存在である。
これ以上の情報は不要なほど、この文言に全てが集約されている。
このコンセプトさえ腑に落ちてしまえば、あとは思考と感情の種類が広がっていくだけなので枝葉と言ってさえいいと思う。

人体の細胞の数は、約60兆個で、単純計算すれば、毎日1兆個の細胞が入れ替わり、1ヶ月で30兆個、2ヶ月で60兆個が新しい細胞になっている。
主な細胞の更新速度は以下の通り
脳    :早い細胞は1ヶ月で約40%、遅い細胞は約1年で全て入れ替わる。
胃の粘膜 :約3日で全て入れ替わる。
腸の微絨毛:約1日で全て入れ替わる。
肝臓   :早い細胞は1ヶ月で約96%、遅い細胞は約1年で全て入れ替わる。
腎臓   :早い細胞は1ヶ月で約90%、遅い細胞は約1年で全て入れ替わる。
筋肉   :早い細胞は1ヶ月で約60%、遅い細胞は約200日で全て入れ替わる。
皮膚   :約1ヶ月で全て入れ替わる。
血液   :4.5~5.0リットルの血液は100~120日間で全て入れ替わる。
骨    :幼児期は約1年半、成長期は約2年未満、成人は約2年半、70歳以上は約3年で全て入れ替わる。
肌    :10歳代で約 20日周期、
      20歳代で約 28日周期、
      30歳代で約 40日周期、
      40歳代で約 55日周期、
      50歳代で約 75日周期、
      60歳代で約100日周期で全て入れ替わる。
 
 意識にはあるイメージ、心象をもっている。意識の中にどんな形であろうとしっかりと保たれた心象は必ず実現する。

 私たちの願いの多くは実現しているのだが、気づかずに通過していってしまう。
 また、全く実現しないものもある。ある願望に対立する思いが生まれて無効化してしまっているのだ。
 誰でも一時的に空白になっているような瞬間がある。
 このときに充分な力を込めて心に注入すれば速やかに実現することとなる。

「自分の外には自分の中より優れた力がある」という誤った思い込みがある。
 この”自分”を一個体の生命、肉体として理解してしまうと受け入れ難いアイデアかもしれないが


私たちは
・無数のレイヤーにまたがっている
・他者に対する受容力
・気づきで満たされた空間
このことを念頭におくと、このシリーズはより深く理解できると思われる。

(リチャード・ラング FacelessJapanFilms)


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