心理的なストレスによるところが大きい。
万全に環境を整えて「しっかりと寝て休息し、気分よく目覚めたい」と思って翌朝鬱々と後片付けをする。
禁欲日数、何ターム目かの120日を超えたあたりから負荷がかかるようになり、30日夢精なしで過ごせることはなかった。
今でこそ「夢の中で性的行為をしても射精しない」「挿入行為なしで断る」など意志を持つことができるし、
小周天の意念周天に乗せて下丹田の陽気を散らすというテクニカルな技法を修練するに至ったのだが。
結局のところ「いかに夢精しないか」に拘泥している間は夢精に対して重要度が高まっており、
強力に握りしめている状態なので「別に夢精してしまっても構わない」と開き直る心境まで持っていけるかどうかだと思う。
精神論による部分が大きいかもしれないが「夢で性交しない」とか小周天で気を巡らすとか
オカルトじみたメソッドに取り組むのはけっこう根気がいる。
開き直ってしまった方が近道だと今なら思える。
そもそも日数を何十日と積み重ねたからといって、正比例してなんらかの”効果”が得られるわけではない。
精通後から10代後半、20代くらいにかけては陽気・精気が盛んになるため制御が難しい。
だから仕方ないと割り切って開き直ってしまう方が、かえって心理的ストレスがなくなって夢精しなくなるかもしれない。
(※オナニーしてしまうのは仕方なくない。環境の調整、意志と習慣によってやめることができる。
※パートナーと性行為で定期的に射精している場合は夢精はそれほど高頻度で起こらないはず。)
10代とか20代で何か目標があって着実にチャージ日数を積んでいる人はそもそも少数派なのかもしれないが、
そういう人たちにとって予期せぬ夢精がもたらす心理的なダメージは計り知れないくらい大きい。
「あんま気にするなよ」とメモ程度に書き記しておく。
*
心理的なストレスは環境に起因するものも大きいかもしれないが、捉え方を変えることで対応できる範囲が広がる。
身の回りには(特に30代に入ってから)
外部に流されて自分で思考・判断できなくなってしまったり、
世間的な耳目に集中するあまり人間関係が希薄になったり、
医療や製薬に頼らざるを得なくなったりしてしまった人間ばかり目につく。
10代、20代の当時の彼らの姿を知る私の目から見れば、悲惨としか言いようがない。
40代、50代になってから蓄精、夢精克服、気功や房中術による養生を行ったとしても
本来持ち得た能力やエネルギーに比べると補いきれない気がする。
20代後半から30前後がけっこう分かれ目だったと思うけれど、その下地は10代から20代にかけて着実に作られていたとも思う。
人それぞれの道があるので、私のやり方や考え方などが絶対正解だとは微塵にも思わないが、
少なくとも自らの可能性を信じ、エネルギーの無駄な漏出を避けて、生命に忠実に生きようとする若い世代に対してはできるだけ
必要な情報が必要なタイミングで届くようにと願っている。
30代、40代以降の人間は自身の限界を認識しつつもそれを突破する意志の継続は怠らずに、
自分ができないことができる人間の足を引っ張るようなことはしないように努めてほしいし、私もそうしたい。
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