ある朝早くに夢精をしたので大いに驚いた。晴天の霹靂、というよりはパンツにぬかるみといったところで不快なことなわけだけど。
夢精は克服する(キリッといったくせに克服できていなかったようだ。
その時見ていた夢が、自涜によるものだった。オナニー射精という行為自体がもう何年も離れていたにもかかわらず。
実家で自慰する夢を見て夢精、というのがなんとも象徴的なように思えた。
ちなみにその数日以内、別の条件でまた夢精で目が覚めた。
魅力的で奔放的な女性から、騎乗位SEXを持ちかけられてそれを拒むと
素股で放精させられるというような夢の内容だった。
こういうパターンで夢精までしてしまう、というのは珍しくないがかなり久しぶりだった。
*
大抵の場合は90日から120日くらいの間(今もちょうどそれくらいのインターバルにあたる)で起こることが多い。
季節の変わり目やストレスを感じている時に起こることが多かったのも印象的。
学業や仕事などのストレスが大きいと眠りが浅く、夢精も起こりやすかった気がする。
しかし今は学生ではないし、実は1年近く定職についていない不規則な働き方になっている。
「やりたいことだけをやっている」というよりは「やりたくないことをやっていない」というだけなので、定職・低収入ではないストレスというのもあるのかもしれない。
(個人的にはやりたくもないことで週5で毎日10時間とか働くのには、もう耐えられないけれど)
よく働いていない期間や放浪している時間を「ブランク」と言ったりするが、
本当は真逆で空白が、何も求めずどこにも行かない現状維持キープがデフォルトなのではないかと思う。
それが保育園とか幼稚園などが始まる1歳とか3歳とかの時期から「週5日どこかに通って他人と何かをする」という習慣が凝り固まっているので、
何かをしていなければならない、成長しなければ生きる意味がないとかの神経症的な不安を掻き立てるのかもしれない。
先進国で鬱病、過労死、自殺などが多いことからもそれを裏付けているように思う。
これについては長くなるから、また別項目で書こうと思う。
*
10年以上、禁欲・蓄精よりも長く続いていた趣味があった。
それを方向転換すると決めたのが約1年前。
それに必要な道具などを売却したのがここ2ヶ月くらいの出来事。
経済的な理由もあるが、心境の変化も大きく、かなり色々と手放していく1年間だった。
長く連れ添ったガールフレンド(しかも何年も停滞期に入っていて、お互い惰性になっている)と別れたあとみたいに。
ぽっかりと生まれた空間を空白と認識するまでしばらくかかるのかもしれない。
「趣味をやめて、それに必要なものを処分した」というのは表面的な事象に過ぎず、
ストレスの直接の原因ではないと思っている。
趣味をずっと継続していたことで日常のストレスが紛らされていた。
その支柱がなくなったことで無意識が狼狽えているような状態なのかもしれない。
*
今タームの取り組みで直近のものといえば、小麦抜き・グルテンフリー生活に切り替えたことだ。
確かにパンとかパスタをやめたことで、消化器官にかかっていた負荷が軽くなったと実感できる。
肌の水分量とか便の質だとかが目に見えて変わってきた。
本来は体にとって必要ではないものを、延々ととってしまうのは一種の依存性であり、
潜在意識のオートマティックな自動再生システムのエラーともいえると思う。
そこにストップをかけてハックして、元々の正常な状態へ戻していくのが王道だと思う。
何かをプラスしていくというよりは、不要な習慣をやめることで元来の働きを取り戻すという方向性。
それに伴って、体内で生成される最終結果としての精子が新しい習慣と身体に波長が合わなくなり自発的に棄てられるということはよくあることだと思う。
小麦製品抜き関していえば、数週間や1ヶ月程度ではなく年単位の長い目で見て、四季を通じてどう変化があるかを観察した方がいいと考えている。
私が考慮する項目は体調悪化からの回復や、筋トレの効果、暑い夏と寒い冬でのそれぞれの耐性や
季節の変わり目にあるアレルギーの出方など。
腸や肌は新陳代謝が早いので、排泄や洗顔・髭剃りですぐに変化が実感できるが、
他の部分ではより緩やかに変化が出てくるものだと思われる。
*
まとめてみると、あらゆることが自慰的であってオナニーになりうるから
実家で自慰をする夢を見て夢精することは抑圧されていた欲望が、無意識に解放されたものなのかもしれない。
一連の流れがいいとも悪いとも、健全とも不健全だとも考えていない。
ただそういう時期なんだろうな、と思いつつも朝からパンツを洗うのが面倒だからなんとかもっと防げたらいいなとも考えている。
「やりたくないことをやらない(そしておそらくこれはデフォルトの状態だ)」になって1年くらい経つことと
「やりたいことをやる、という趣味を放棄したこと(これは本心から続けていたというよりは惰性で虚像を追いかけていただけかもしれない)」という時期が
無意識に相当負担になっていたのだと考えると面白い。
それか単に連日にわたって睡眠不足気味で、毎日何時間も運転して長距離移動していて疲れていたからかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿