私が個人的によく参照している脳の部位の説明。
さらに専門的になってくるとよく理解できず、このサイトは一般人にもやさしい。
”やる気”伝達物質GABA産生の部位

側坐核(そくざかく)は、約95%は、GABAの産生が最も主要なもので、快感を司っています。 (中略) 側坐核への主な入力としては、前頭前野、扁桃体、海馬、腹側被蓋野。 側坐核は皮質-線条体-視床-皮質回路の一部としてみなされています。 腹側被蓋野からのドーパミン分泌量を抑制する事により幻覚・妄想を抑制できます。 下垂体からオキシドシンが分泌すると扁桃体では警戒心が緩和され、側坐核では、快感が生まれ愛着の情動が出現すると考えられています。 |
高嗜好性(脂や糖類)は学習によって過食、肥満が引き起こされるとする論文も見つかった。
ドーパミン快楽は行動を動機づけるための物質で、予測誤差に対して分泌されるというのが通説だ。
こちらの論文によれば
「研究の背景(要約)」
また、ドーパミン細胞の一過性の発火活動は、予測通りに報酬をもらえたか、もらえなかったかという「報酬予測誤差」の情報を有し、これが報酬を獲得できた行為をより強化する「強化学習」の成立に重要な教師信号になっているとされています。
しかし、このような、VTAからNAcに至る経路が動機付け行動や強化学習に関与するという知見の多くは齧歯類において比較的単純な行動課題を用いて明らかにされたもので、霊長類が経験に基づいて多様な選択肢から行動を決定していく過程でどのように機能しているかはよくわかっていませんでした。
「研究の結果(抜粋)」
2)動機付け行動選択課題において「より我慢強く待ってより多くの報酬がもらうことを好む」行動特性が、「より短い待ち時間で少ない報酬を得る」ような傾向に変化する(図3)
3)一方で、報酬がより高い確率で得られるゴールを選択するという強化学習課題における学習速度には変化が見られない
ということが明らかになりました。
「結果に対する考察」
2)はVTAからNAcに至る経路が「努力によって多くの報酬を得る動機付け行動」に重要であるということを明確に示した点で画期的です。
3)は、この経路の強化学習への関与を完全に否定するものではありませんが、これまでのげっ歯類での研究を覆す結果です。霊長類が経験から確率的に判断して行動選択を行う場合には前頭葉も含めた別の経路がより重要なのかもしれません。
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何を長々とコピペしているのかというと、このブログのテーマに沿ってあることが気になった。
「禁欲(蓄精)して運が良くなる、というのは本当なのか?」についての参考になる基礎研究がないかどうかを調べていた。
記憶が定かではないが2004年頃のギャンブルかパチンコ板のオナ禁マラソンスレか何かで、
「禁欲している方が(していないときよりも)運が良くなる」という旨の発言がまとめに入っていたような気がする。
当時は「嘘クセェな」と思ったけれど、運という要素を分解していくと
”タイミング、環境要因を含めたその個体が取る行動の最適化”因子のようなものだといえる。
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上記の基礎研究論文だけだとなんとも言えないが
(他にもいくつか見たけれど、畜産系雑誌で食肉の重要性に帰結するような”息のかかった”論文が多くて参考にならない)
・オナ禁すると運が良くなる、勘が優れる
・断食によって運が良くなる、直感が鋭くなる
こういった因果関係が見出せないような記述もいくつか妥当性のある研究と紐づけることができるのかもしれない。
個人的には、目標を設定してある行動をするときに短い断食で空腹状態かつ
中長期の蓄精で精気が充足しているときの方が”運が良くなる”と感じている。
むしろネガティブな要因が気にならない程度に、行動・挑戦するように特化しているモードの方が正確なのかもしれない。
めちゃくちゃ噛み砕いていくと、
「腹が減っていてムラムラしているのに目の前に獲物やターゲットがなければ、
ありそうな場所にいくし、積極的に狙うし、多少の失敗やミスはいちいち悩まないよね」
というようなスタンスが、結果として運を掴み取るような行動へとつながっているのかもしれない。
オナ禁初心者30日目でめっちゃムラムラしている群と
毎日シコってぐったりしている群とをそれぞれ成人男性で50名ずつくらい用意して、
「お金・食・性行動」の変化を観察するみたいな対照実験があればわかりやすいのにな。
一定期間経過後、次は被験者の行動を入れ替えて、
オナ禁群をシコらせて、シコ群をオナ禁させて結果を測定する。
そうすると性エネルギーがもたらす行動の変化が、それなりに実感がともなって観測できそうだ。
倫理的にも実験デザイン的にも完全にアウトなので、
近い将来は仮想空間に人工的にデザインされた対象群を用意して動かすのが面白そう。
「オナ禁した男はモテるのか、稼ぐのか、健康になるのか実験してみた」的な。
ここまで書いて、この世界がまさにそのバーチャルリアリティそのもので
自分も被験者として参加しているに過ぎないというSF妄想に囚われたところで終わります。
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