2025年1月25日土曜日

100%受容する

目標設定の重要性をまとめの最初のポイントに挙げておきながら、矛盾していると思われるかもしれない内容。

人間の知覚というのは制限されている。
認知は五感から受け取る情報はフィルターを通り翻訳される。
知覚的かあるいは言語的かに関わらず個々人の記憶という経験に依存している。
僅かに過去の光景に対して、主観的な経験値を加味したものを現実として認識する。

それは人によって大きな差があるかもしれないし、あるいはほとんど変わらないものかもしれない。
いずれにしてもその地点から思考で計画や目標を立てて志向性を持たせたところで、
また新しい計画や目標をつくるというループを延々と繰り返してしまう。

将来や過去といった時間軸、否定的考えや期待や切望なども全て思考であることには変わりはなく、
今に対する否定として機能する。意識とは受容力そのものなのでその原理に反している。

それが人間らしさの象徴であり、成長することなのだと言って仕舞えばそれまでだが・・・。
全ての物事を評価せず、加わらず、かといって逃げることもしない。
悟りや覚醒を神格化、概念化することでむしろその状態から積極的に遠ざかってしまう。
それはニヒリズムではないし、嫌な現実でも甘んじてやっていくしかない、とかいう諦観とも違う。
100%受容という境地。

今現在筆者が、常にそのような心境に至っているというわけではない。
不老長寿という単なる身勝手なエゴと邪な気持ちが凝縮されたような目標設定を掲げておきながら、
一方で今あるものを全て受け入れて甘んじるという矛盾した態度のように思われるかもしれない。

一見対局にあるように見えて実はほとんど同じようなことを指しているということは割とよくある。

どこにもいく必要がないから、どこにでも行ける。
失うものなどなにもないから、全てを手に入れている。

言葉にすると矛盾してしまうところに偉大な真実が隠されていることがある。

存分に迷っていいし、どこまでも追求してもいい。
そのようなこの世界がもつ受容力の高さこそが、人格を超えた人の性質もよく表している。




2025年1月23日木曜日

彗星レジスタンスまとめ

当ブログ(WordressやFC2で書いた別媒体も含む)のまとめ。
小ネタや創作を含めてけっきょくのところ下記に集約されるとおもう。
スペースと時間の都合上、簡略化して表記する。どれも結果的には同じ方向を向いていて、同様のことを指している。


・目標設定の重要性
 目標というのは基本的には現状、未達である事柄について指す。
 欲しいものやことは裏を返せば、今それを持っていないということに他ならない。
 目標について想いを巡らせるとき、必ず各人それぞれ異なった色彩や形状をもつはずで、
 それは各々が異なる現実、現状を生きていることに他ならないからで、
 自身の生きてきた軌跡を”棚卸し”してよく観察することにもなる。

・思考様式について思考する
 どのように考えているか、について考えられるようにする。
 偏見や思い込みを持たずに、ということではなく(そんなことは不可能に近い)
 ある事柄について考える時、その前提条件や自分なりの定義を再認識することが大事だ。
 例えば陰陽マークを動的にイメージするとわかりやすい。
 男女が互いに定義し合うように、相補補完の関係性やAという事柄を認識するときに同時にAではない事柄もイメージする。
 その他、論理の組み立て方自体を学んで、自分の思考様式を確認する。

・問題解決はその次元からはできない
 それが起こったことは仕方がない。
 既に干渉できない事柄について、その地点から思考を始めるとほぼ間違いなく欠乏に端を発した願望を補完する堂々巡りになる。
 充足するためには欠乏しなくてはならないという前提条件の元で行動していると、次第にマウントを取ったり数値的にしか物事を測れなくなったりする。

・主観的な認識に回帰する
 一時期、世界線という言葉を濫用したけれど、”二次創作のようなパラレルワールド”や”既定の大きな流れに参画する”ことを意味しない。
 純粋に個人で完結する認識の連続体をわかりやすく簡潔示すために使用した言葉。
 ”どこかの誰かが別の場所で上手くやってくれる”とか”変えられない既存の事実に迎合するしかない”というような前提でもって「自己改善」を展開しても必ずどこかで行き詰まる。
 変革すべきは自己の定義そのものだったということ。

・信用しすぎない
 ”情報やコンテンツ”は日々変化していく。
 データや他人の発言は恣意的であったり改竄できたりするし、文脈や立場によって解釈が変わる。
 統計的な処理を施した分析結果であっても、その母集団に自分のデータが含まれていなかったり、妥当性に疑問がある場合は自ら検証する必要がある。
 自分にとって有益な情報や方法を誰かから教えてもらう、という考えは捨てて自分で取りに行くということを心がける。
 当然、このブログで提供している情報も鵜呑みにしてはいけない。

そんなところだろうか。


2025年1月15日水曜日

やめてよかった習慣まとめ

習慣的な自慰行為による定期的な射精が成人男性に悪影響を及ぼす理由と、
それをやめることで得られる”効能”(≒正常に戻ること)については多くは述べない。
多くの場所で語られて、テンプレートが作られており、自明なことだ。

立場の異なる人に丁寧に理解してもらうのがいかに面倒であり不毛なことであるかを学んだ。
結論としてはそれぞれが自分の信じたいことに基づいて行動しているにすぎないということだった。
受け取る結果については各人が責任を持って受け止めればこちらとしては何かを提言したり、
まして何かを勧めて”改善”しようというのは無理筋だ。

人が勧めたものを素直に受け入れて、すぐに実践に移す人間というのは少ない。
『運命の貴族(マスターの教え)』の冒頭に出ていた人物のように稀有な存在だと知った。


比較的ライトで表層的な”やめてよかった習慣”を列挙。

・理容店、美容室での散髪
 お金と時間の節約になる。
 髪の毛くらい髭を剃るのと同じで、どうせ自己満なので自分で切れば十分。
 カラーやパーマも同様にセルフで行えばOK。

・会員制ジムでのトレーニング
 お金と時間の節約になる。
 機械や器具を使って特定の部位をトレーニングするのは効果的だが、
 公的な施設で一回数百円ほどで利用できるので必要ならそれで補うこともできる。
 ボディビルのアスリートでもないなら自重負荷で十分。

・TVの設置および視聴
 良い大人が惰性と習慣でくだらない番組を見て時間を浪費している場合ではない。
 基本的に番組はスポンサーのためにあるのであって、視聴者の利益を重視してはいない。動画サイトも同様。
 ニュースが知りたければ図書館で週に一回くらい、新聞を流し読みすれば十分。

・各種SNSや時間を浪費するアプリやサイト
 上記と同様。
 気功の逆式呼吸と同じ要領で、エネルギーと呼吸の流れは逆転している。
 情報を得ている(と思っている)間はエネルギーは流出しており、自身で書いたり作ったりしているときにエネルギーが入ってくる。
 各種サービスは基本的に企業の利益のためにあるのであって、利用者の利益を重視してはいない。


どうしても何か情報を入れたいのであれば、代わりに図書館や美術館、博物館などに足を運んだ方が有益。
無料もしくは非常に安価で一次的な情報にいくらでも触れることができる。
もちろん書籍や絵画を見ている間に煩わしい広告は流れてこない。

たとえば話題の番組を見ていないことを理由に会話についていけない(小学生の連載アニメでもあるまいしそんなことは起こらないと思うけれど)のであれば、
そのような浅薄な関係性から離れられるだけで幸運だ。

あなたが話についていけないのではない。
どちらかといえば、惰性で無益な情報を詰め込んでいる人間をこちらが相手にしていないのだ。

そんなところだろうか。

2025年1月14日火曜日

精子の質と量を保つ

精力は生殖能力とニアリーイコールだと思っていて、男性の性エネルギーは端的にいえば精子数x精子運動率によって基礎的に決定づけられている気がしている。

体外受精をする前に質の良い精子について知ろう というサイトに記載してあるように、

・「精祖細胞」から精子になるまでには、約80日程度かかると言われています。 日々、約5000万~1億個の精子が作られていると言われています。

・精巣には、ある一定の期間、約10億個の精子を保存することができると言われています。
 1度の射精で約1億~4億個の精子を出すことできます。

・男性の身体も、一般的に年齢とともに老化していきます。35歳を境目に、精子をつくる機能も低下していきます。精子も年齢によって劣化してしまいます。

ということなのだそうだ。


蓄精・禁欲によって精子の量や質が低下するという批判も一部ではあるが、
むしろ逆に増加するのだということを示していきたい。

今回の結果
精液量・・・2.93ml
精子濃度・・2億3750万個/ml
総精子量・・6億9588万個
正常形態率・4%以上15%未満

約1年前の結果
精液量・・・3.83ml
精子濃度・・2億/1000万個/ml
総精子量・・8億430万個
正常形態率・4%以上15%未満

正常形態率は上記でWHOの基準以上となっており、15%以上で大幅に基準を上回るとのこと。
精子量は1500万/ml以下で乏精子症。
1500万/ml以下で人工授精、300万/ml以下で体外受精、100万/mlで顕微授精の対象になるとのこと。

体調が期間によってばらつきがあるため、定期的な検査によって把握するのが望ましいとのことなので、比較として2回目を行った。

長期禁欲・蓄精者(15年以上に渡る自慰行為の禁止。射精回数の制限)の精液検査の比較というのは珍しいと思うので共有。

結果としては想像通りで基準値を多く上回る精子濃度になっている。
期間を空けて計測しているので、妊娠目的による射精を行っても望ましい結果を得られる確率は(標準と比較しても)高いといえる。

まず精液量が前回も今回も比較的少ない。
それは両方とも”取りこぼし”が多くあったせい。
全量回収できていれば少なく見積もっても5ml、平均的に6mlくらいの精液量だと思われる。

射精量のイメージはこちらのサイトがわかりやすい。

次回は検査時に全て回収できるような方法でしっかりと確認したい。
最低でも3ヶ月、最長で1年ほど空けて計測する予定。

取らぬ狸の皮算用ならぬ、採らぬ精子の抜き算用だが(そんな言葉ないから)
平均的な射精量6mlに今回の2億3750万/mlをかけた約14億が潜在的な実力(?)だと思っている。
牛の精子は一回の射精で10億/5mlとのことなので、人間も負けないくらいのレベルを目指したいものだ。


「禁欲しすぎると精液が薄くなる、質が悪化する」というのは個人的には誤りだと考える。
絶えず体内で製造、再吸収、破棄が繰り返されており、コンスタントに射精している場合と比較して”質”に関しては差はないと考えている。
頻繁に射精している場合は精子の数や運動率がどう変わるのかについては、自分で実験する気はないので他の人に譲りたい。

今後も年に1回は定期検査を受けるようにしたい。
妊娠目的の成人男性であれば一度は受けてみるべきだし、
性生活・食生活・その他の習慣でセルフ・ライフハックに励んでいる男性も同様だと思う。
無理なトレーニングや禁欲による”劣化”が見られるようであれば改善する方法を考えていける。

今のところはっきりと性エネルギーの結果であり源でもある要素を可視化する方法は、精液検査くらいしかない気がする。
テストステロン値を測定することも可能だが、あくまで間接的な要因にとどまるように思う。


男性が男性である理由は女性にない部分があるからで、一つの大きな性差としての特徴は
精子を製造・貯蔵・授精するまでの役割を担っているというところにある。

そこから派生して思考や感情、あるいは社会的立場などに応用して考えていけばいいのであって、
心の性別とか体の性別とか魂の記憶とかではなくて純粋に性的役割の問題なのだと思う。

精子の運動が男性の性エネルギーの根源の一端を担っている、という考えが『タオ性科学』や『気功革命』のベースにある。
それと同時に生命力の強さが豊かな性の産出、運動と関連している。

この世界(人間が体を持って生活してる物理世界)は、生き延びた者たちの世界だということだ。

あらゆる事情を抜きにして考えると、以下について誰もが共通している。

・ひとつの精子と卵子が合体して生命を得た
・それをリレーのように繋いできた

生涯に生産される男女のそれぞれの精子と卵子が膨大な数があり、
その中の一つ同士が結合するという奇跡的な確率を経て生を得た。

生まれながらにして競争と確率をくぐり抜けて生き抜いた、という事実がベースにある。
本来であれば生まれた瞬間から充足と充実を約束されているというのが実際のところだと思う。


精子の質と量のレベルを一定以上、できれば高レベルに、願わくばできるだけ長く保つ習慣を続けることで
個人的な性エネルギーの絶え間のない充実が約束されるのだと考えている。